◆お料理に使ってみよう!
重曹はふくらし粉など食品添加物として、医薬品として古くから利用されてきました。またクエン酸は柑橘類や梅干しなど酸っぱい食品に多く含まれる成分です。
木曽路物産の重曹・クエン酸は食品規格ですから様々な料理に利用していただくことができます。
重曹&クエン酸、炭酸ジュース
重曹とクエン酸を合わせると炭酸ジュースができます。駄菓子屋などにある水を混ぜるとシュワッとするジュースができる粉の原料が重曹とクエン酸です。
基本の炭酸ジュースに砂糖や蜂蜜を入れたり、他のジュースやウィスキーなどの蒸留酒で割ってご家庭で気軽な発泡ドリンクを作ることができます。
基本の炭酸ジュース
材料
- 重曹の粉:小さじ1杯
- クエン酸:小さじ1杯
- 冷水:200cc
やり方
- クエン酸を冷水に溶かしておきます。
- 重曹を入れて手早くかき混ぜます。
- できあがり。
注意点
十分に冷やした冷水を使いましょう。水の温度が高いほど急激に反応して水があふれたり、すぐに炭酸がなくなってしまいます。
お肉料理の下ごしらえに
重曹にはタンパク質を分解して肉を軟らかくする働きがあります。牛肉・豚肉・鶏肉など、重曹で下ごしらえするだけで、やわらかくジューシーなお肉になるのです。
材料
- 重曹:小さじ1杯
- 水:250cc
やり方
- 水250ccに小さじ1杯の重曹を混ぜます。
- 肉を30分浸しておきます。
- 水を切り、残った水気をペーパータオルで拭きます。
- お肉を調理します
注意点
重曹が残ると苦みが出ますので、水気はよく拭き取りましょう。
お魚のくさみ取りに
重曹には消臭作用があります。また溶かさないで使う場合には研磨作用でぬめり取りにも使えます。これらの働きを利用して、おいしいお魚料理の下ごしらえをしましょう。
重曹水で洗う:やり方
- 水250ccに小さじ1杯の重曹を混ぜます。
- できた重曹水で魚をよく洗います。
- 水を切り、残った水気をペーパータオルで拭きます。
- 魚を調理します
重曹の粉のまま使う:やり方
- ぬめりのある魚や海老、イカなどには重曹を直接ふりかけます。
- こすってぬめりを落とし、水で洗います
- 水気を切って調理します。
注意点
重曹が残ると苦みが出ますのでしっかりと洗って水気を切って下さい。
タケノコや山菜、野菜のあく抜き
野菜のアクの正体は炭酸カリウムやシュウ酸化合物、マグネシウム化合物、ある種のアルカロイドや有害物などで、腹痛の原因になったり他の病気を誘発したりするものです。味もアクが強いものは苦みやえぐみが残っておいしくありません。
重曹を使うことで、簡単お手軽にあく抜きができます。
たけのこや山菜などのあくぬき
やり方
- お鍋にあく抜きしたい食材がひたるほどの水を入れ重曹を入れます。(1ℓ小さじ1杯程度の割合)。
- 沸騰させて皮をむき半分に切ったタケノコを入れます。
- 10分〜30ほど煮込んだ後、火を止めます。
- そのまま一晩おきます。
- 水洗いをして料理します。保存する場合は新しい水に浸してジップロックやタッパーに入れて冷蔵庫で保存します。
注意点
このやり方は素材が茶色くなります。色がついたら困る食材は別のやり方であく抜きをしましょう。
ワラビはあくが強いので、冷めた後に新しい水に浸して、色が出なくなるまで一日に何度も水を替えます。
ほうれん草などの青菜のあく抜き
やり方
- 食材がひたるほどの水を入れ重曹を入れます。(1ℓ小さじ1杯程度の割合)。
- 沸騰したお湯にほうれん草を入れて30秒ほどゆでます。
- たっぷりの水につけて冷やした後、水を絞り調理します。
注意点
ゆで時間は野菜がくたっとするまでです。量が多ければ時間が増えますが、長すぎると栄養やうまみ成分も逃げてしまいます。