天然の浄水器と珍重される麦飯石
中国内モンゴルでは太古から、麦飯石は高貴な薬石として珍重されました。
漢方薬の文献として有名な『図経本草』(蘇頌)は1061年に刊行されておりますが、そこにもはっきりと麦飯石が薬石として掲げられています。黄褐色、淡灰色のなかに白色の長石、灰色の石英の結晶が散りばめられており、麦飯に似た色合いからこの名が付けられたそうです。
麦飯石の正式鉱物名は花崗斑岩(かこうはんがん)という火山の溶岩が主材料となっています。約5000~7000万年前に溶岩として噴出したあと、何億年もの間海底に眠り海水の養分をたっぷりと吸った後、再び地下に埋没し地殻変動の高温・高圧作用を経て生成されたと考えられています。
麦飯石を構成する成分は25000種類以上におよびます。
どこの火山帯でも産出されるわけではなく、麦飯石特有の組成を持つ岩石の発見は希です。中国各地、我が国でも数カ所で発見されていますが、内モンゴル麦飯石はそれらと比較しても比重・外観が大きく異なり、世界中でもっとも優れた薬石の一つです。
においや雑菌を吸着 ミネラルバランスを整えてくれます
麦飯石を電子顕微鏡でのぞいてみると、無数の孔があいています。この多孔性が麦飯石のすぐれた作用をもたらします。水に入れると、この無数の孔がカルキをはじめとする水道水の臭いや雑菌を吸着し、さらに健康に欠かせない有用なミネラル分を溶出するために、毎日の水道水もおいしく健康な水に変えるのです。
世界的にも貴重な鉱物、内モンゴル麦飯石を毎日のご健康にお役立てください。