◆地球にやさしいお掃除って何でしょうか?
地球にやさしいってよく聞きますよね。これってどういう意味かわかりますか?
実は石けんや合成洗剤は石油から作られた有機物で、自然界にはそのままでは存在できない物質です。
自然界では有機物は微生物によってどんどん分解されて最後に無機物になります。これを「生分解」といいますが、無機物になるまで微生物がどれだけ仕事をしなければならないか、かかる時間も含めて環境の負担をはかる指標にもなっています。
合成洗剤は特に生分解性が悪いため、排水として川に流れ出したら、生物に大きなダメージを与えてしまいます。
実際に下水完備されていなかった昭和の時代、家庭排水は公害の原因の一つに数えられていました。
今はほとんどが下水処理されていて直接川に流れ出すことはありませんが、下水場で排水をきれいにする点から考えても、合成洗剤などの有機物が多ければ多いほど、時間もエネルギーもかかります。
では重曹やクエン酸はどうかというと、両方とももともと自然界に存在する無機物で、そのまま排水したとしてもそれほど問題はありません。
つまり環境に対する負担が少ない=地球にやさしいということです。
そしてもう一つ、地球にやさしいだけでなく私たち人間の体にもやさしいものであること。
何でも口に入れてしまう赤ちゃんや室内で飼われているペットが直接触れるものに、害のあるものは使いたくない。肌の荒れやすい方、アトピー等のアレルギーのある方など、地球に優しいお掃除生活を実践している人々の動機や理由は色々です。
すべての人が何が何でも重曹やクエン酸にしなければならないというわけではありません。合成洗剤はとても便利なものですし、ひどい汚れは合成洗剤の方が短時間できれいに落とせるのも事実です。
その一方で、重曹やクエン酸で十分きれいになる汚れ、合成洗剤を使うよりも手早くきれいになる汚れもたくさんあります。
要するに、良いところを知って賢く利用していこうということです。
他にも食品用の重曹やクエン酸はお掃除以外のところでも活躍してくれる優れものです。
今の生活に無理のなく、簡単ことから『地球にやさしいお掃除』をはじめてみませんか?
目次
重曹、クエン酸という言葉は知っているけど、正体は何なのか知っていますか?
何でもできる万能選手のように思われていますが、やはり得意なこと・不得意なことがあります。
その正体や特長、得意なこと、不得意なことを理解しておくと、自分で工夫することができますよ。
重曹やクエン酸はいろいろなものに使えますが、覚えておくととても便利な基本的な使い方があります。
使う前の準備、いつもすぐ使える状態にしておくにはどうするといいのかなど、便利に使うためのポイントをいくつかご紹介します。
一番日常的に使用頻度の高い、お台所を重曹とクエン酸でお掃除してみましょう!
基本は台所の使い方と同じでOKです。ただ、トイレのアンモニアだけはクエン酸の力を最大限に利用しましょう!
家電はすき間から水が入らないように。無垢のフローリングや畳など、変色の恐れがあるものには使わないようにしましょう
木曽路物産の重曹・クエン酸は食品規格ですから様々な料理に利用していただくことができます。
お子さんといっしょに重曹&クエン酸でバスボムを作ってみませんか?
ナチュラル生活研究家・岩尾明子先生
こちらでご紹介していることは「地球に優しいお掃除」のほんの一例です。日本に重曹ブームを巻き起こした岩尾明子先生が代表を務めるクリーン・プラネット・プロジェクトには様々な生活の知恵が詰まっています。
先生と木曽路物産とのお付き合いは2004年頃からで、詳しくはシリンゴル重曹ストーリーをご覧下さい。